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鉱物が好き、石が好き、ルースが好き コレクションしたり、アクセサリー自作したりしています
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05.02.23:42

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  • 05/02/23:42

05.16.16:34

パワーストーンの染色について

最近のブームで
粗悪品や偽物もずいぶん出回っているので
なんでもかんでも、染色じゃないかと疑う人もいるようです

石は一見しただけでは、
どの石もつるっとしていて、同じに見えますが
その構造は色々です

染料で石に色をつける・・・つまり染めるためには
石に染料が染み込んでいかなくてはなりません。

私たちは、日常的な経験として
布は染まるけれど、ガラスは染まらないことを知っています

ガラスが染まらないのは
ガラスに、染料が染み込んでいける
隙間がないせいです。

石も同じで、目に見えない微細な隙間がある石と
そういうものが全くなく、ガラスのように
びっちりつまっている石があります。

たとえばメノウと水晶、成分はどちらもsio2(二酸化珪素)で
どちらもつるっとしていて、一見ガラスのようですが
実は、水晶はひとつの結晶の塊で、隙間がないのに対し
メノウは目に見えないほど微小な結晶が
非常にたくさん寄り集まった塊なのです
ですので、メノウには、結晶と結晶の間に
隙間が存在します

そこに金属溶液を染み込ませて、加熱することで
さまざまな色に発色させたり
もっと直接的に、染料を染み込ませて染めたりできます

このように、染められる石と染められない石は
厳然と分かれていて、
染められない石はどうやっても染まりません。
せいぜいが上から色を塗りたくる程度のことしかできません。

それ以外の方法は練りといわれる
石を一度粉々にしてから、再形成する方法ですが
これはもう、全く別物です
当然均一になるので、自然の石にあるような
クラック(ヒビ)や曇り、内包物もなくなります。

 
 自作のローズクォーツブレスです

ローズクォーツはほとんど染めだ・・などと
まことしやかに言う人もいますが
ローズクォーツも水晶ですから
当然染められません。
ピンクの粉が付いていたり、穴から出てくることがあって
そのせいでそう思い込まれているようですが
あれは研磨剤だというのをきいたことがあります
水晶をあんなふうにピンクに染められるっていうんなら
どうやって染めるのか、ぜひ、そういっている人に聞きたい
ガラスをピンクに染めるようなもんですから。
溶かして染料を混ぜるぐらいしか、出来ないと思います
でも、それをすると、透明なピンクのガラスになっちゃいますから
あのローズクォーツの微妙な曇りを「わざと」だすのは
難しいとおもいますよ
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05.13.21:13

シラーの出るプラスチック

最近のプラスチックはすごいねー

まるで、ムーンストーンばりの
綺麗なシラーの出る
プラスチックのビーズを見つけたので
ブレスに入れ込んでみた 
   
 
真ん中のピンクの玉がそれです。
人工物を際立たせるために
両脇の水晶も、
オーラ加工されて
虹色に光るやつを使いました

残りの水色は
天然のブルーカルサイトです

これ、300円の
バックなんかに付ける飾りから
はずしたんですよ

水色もあって
そっちはもう、ムーンストーンそっくり
プラスチックなんで軽いし
手触りが石ではないので
区別できますが
写真だと・・・これわかんないんじゃねーの?

水色のほうは
高い飾りだったので
ばらすのがもったいなく
そのまま飾りとして使ってますww 
 
   
最近安く(3000円ちょっと)で
オークションで落札できた
インカローズのブレス
4Aだったかな、発色が鮮やかで
お買い得でした

05.12.16:37

ジュエル・キャタピラー

面白い画像を見つけたので。



ジュエル・キャタピラー
ゼリーのような透明な体のいもむしのことです

いやー、宝石のいもむしって名前にふさわしい
美しさです

虫きらいのマイミクさんがいるので 
虫好きなので
ずっと眺めてたくなります。

動いてる画像もあります
実物見てみたいです

成虫の蛾もきれーです 


綺麗ないもむしって、成虫はきれいじゃないことが
多いですが
もっふもふで、手までもっふもふがついてて
鮮やかなオレンジ ! !

いや・・嫌いな人は
悲鳴あげちゃうかなww

http://karapaia.livedoor.biz/archives/52082714.html

05.10.16:42

インクリュージョン

インクリュージョンというのは
宝石などの中にある不純物のことです
内包物ともいいます

普通、インクリュージョンは、
宝石の美しさを損ねるので嫌われます

しかし、その美しさを称えられるインクリュージョンもあるのです

ルビーやサファイアの中には
シルクインクリュージョンと呼ばれるインクリュージョンを持つものがあります

絹糸のように輝くことから名づけられた名前です

その正体は、微細なルチルの結晶です

そう、あの、ルチルクォーツに入っている針のような結晶です 




ルビーやサファイアの中に、この結晶があると
美しいスターが現れ
スターサファイアやスタールビーになるんです

パワーストーンの流行で
非加熱・非加工がもてはやされていますが
汚くても、非加熱のほうがいい・・とは
私は思いません・・が、、

石の中には、シルクインクリュージョンだけでなく
さまざまなインクリュージョンがあるのですが
加熱すると、これらのインクリュージョンはその特徴的な形を崩して
焼け爛れた、壊れた形になるそうです
宝石の鑑別で、加熱・非加熱を見分ける手段のひとつが
このインクリュージョンの破壊です。

焼け爛れる・・ときくと、ちょっとどきっとしてしまいます
パワー云々は別にしても
宝石・鉱物マニアの中には
美しいインクリュージョンが破壊されるということで
加熱を嫌い
非加熱のみを収集している人もいるほどです

宝石の中には、このインクリュージョンがあるほうが価値があるという
変り種の宝石が、他にもあります

デマントイドという、緑色のガーネットですが
ホーステイル・インクリュージョンという
彗星のような美しいインクリュージョンをもち
肉眼でこれが見える石がより好まれます
非常な希少石で、私もリングにしましたが
残念ながら、肉眼では、ちょっとホーステイルインクリュージョンは見えないですね・・・
てか、見えるほどでかい石は高くて買えなかったというかw

05.08.17:11

石のつぶやき

いろんなところで目にするたび
ちょっと、うんざりするのが
「私の石の性格はどんな子でしょうか」とか
「私の石はどういっているかわかりますか」とか
はては、疲れてませんかとか、怒ってませんかとか

いやいや、石は人間でもペットでもないからw

人間の言葉でなんかしゃべりません

絵画を見たら、この絵は躍動感があるとか
元気付けられるとか、心がやすらぐとかいう
石を見ても確かに、同じように感じることはある
でも、それは、感想でしょ?
石が疲れてるとか元気があるとかいうとき
大抵は、このイメージからくる
単なる感想を勘違いして言ってることが
多いと思う。
本当に、声が聞こえてたりしたら
病院にいったほうがいいと思う

でも、本当の石の声を聞ける人もいるんですよ

「パワーストーン
石が伝える地球の真実」という本の
あとがきを紹介します

「私たちに語りかけるのは、なにも宝石だけではない。
決して美しいとは言えない鉱物でも、そして路傍の石でさえも
つぶやいている。
私にはそれがはっきり聞こえる。
彼ら彼女たちは、自身の身の上話をきいてほしくてたまらないのだ。
「いつ、どこで生まれたの?」
「なぜ、今ここにいるの? どうやって来たの?」
「地球の営みとどう関わってきたの?」
こんなことを問いかけると、堰を切ったように喋りだすこともある。
あまりにも入れ込みすぎて、話していることが支離滅裂になることがある。
うまく整理しながら、聞いてやらないといけない。
 なぜ、私に石のつぶやきが聞こえるかって?
白状すると、私は「マグマ学者」なのだ。
地球の内部が融けて生まれたマグマ。
それが地表で冷えて固まった石や鉱物を調べて、
46億年の地球の進化を知りたいのだ。
だから、石のつぶやきが聞こえるようになってしまった。

すごいなー、いいなーって思いました。
この前、石ふしぎ大発見展に行ったときも
主催者の益富地学会館の方が、自分たちで採掘された
珍しい標本の解説をされていたのですが
この人たちは、石の声が聞こえてるんだなーと
思いました
石の上に描かれた、数億年の歴史の文字が
その人たちには読めるのです
勉強したいと、すごく思いました

私はまだ、石のことばは、かたことしかわからない
でも、石を知りもせず、イメージだけで
「この子はこうです」なんて語りたくない
その人はきっとそこから、一歩も石には踏み込めない

自然を前にして思うことは
小学生の頃に、自然に直接教わったことです
自分が無知であることを知り、いつも知ろうとする
謙虚な姿勢を忘れないということです

「私にはわかります」といってしまったら
それが真実でも偽りでも、そこから先の
自然の扉は、決して開かれないのだから。 

自作のアクセサリー
神秘のきらめき サンストーンのリング
 

まるで絵画のような、ティファニーストーン ブレスレット